勝ち組に回るための脱皮考その41 「自分は凡人」と諦めることによって開く道。

少し時間ができたので、久々に「勝ち組に回るための脱皮考」シリーズの記事を書いてみようと思う。今回はその41回目。億トレーダーを宣言してからは初の記事となる。


~億トレーダーを宣言してから3か月余りが経過したが、昨年と比較して別段変わったこともなく、日々淡々とやるべきことをやっている感じ。皆様方の目線に立ってみれば、

「こんなショボい収支で何が億トレーダーだ!」

とお怒りになられていることと思う。私もそれは百も承知しているし、二百も合点しているが、

「と金の遅早」

という将棋の格言があるように、1回1回の収益は少なくとも、それが確実に得られる収益であれば、目の前に落ちているお金を確実に拾ってコツコツと積み重ねることにより、1億円の大台を稼ぐことも可能であり、それを身をもって証明できたのは事実なので、そういうトレードスタイルもあるのかと、ご参考までになさっていただければ幸甚である。

成長曲線 その1

~さて、ことあるごとにアップしている「成長曲線」だが、FXを含めて投資・投機における成長はこのグラフに例えるとしっくりくる。投資・投機の世界では、真面目に努力を積み重ねているつもりでも、なかなか結果がついてこないもので、私も朧気ながらにでも結果が出せるようになるまでに、投資活動を始めてから大体8年ぐらいの期間を費やした。

1か月、2か月…と結果が残り、ようやく勝てるようになった!と思った3か月目に大負けを喫するパターンは実に多い。私自身も何度もそれを繰り返してしまった。どうも3か月という期間が心理的抵抗となる人が多いのか、あるいは勢いや勘、運に頼った勝ちが続く確率的な限界が3か月程度ということなのかもしれない。もう25年も前の話になるが、当時私が生業としていたパチンコの世界でも、やはり3か月間、月間収支で結果を残せる人はほとんどいなかった。しかし、確率は時に悪戯なもので、1~2か月は運や勢いで勝ち続ける場合があり、CR機が導入され、三洋の「CRギンギラパラダイス」や、確変3回ループの「CR大工の源さん」が流行っていた当時は1か月で50万円以上勝つことも全く珍しくなかった。

「仕事なんかバカバカしくなってやってられない!俺はパチンコで飯を食う!」

「パートではこんなに稼げない!私、これからはパチンコで生活していくわ!」

というおじさんやおばさんをたくさん見届けてきたが、私が知り得る限り、このようなタイプの方々で3か月以上生き残った人は一人もいなかった。それだけギャンブルや投機で継続して勝ち続けるということは難しいという一例と、この話はさらっと流していただきたい。


~3か月以上継続して勝てない方に共通している特徴は、

「期待値の概念をほぼ持ち合わせておらず、相場は上がる下がるといった予想や予測に基づいて利益を上げる方法しか知らない(仮にその他の方法を知っていても実践しない)」

ということである。予想や予測のみで勝ち続けることは極めて難しい。今ははっきり断言できる。(ジリ貧やギャンブルと割り切って勝った負けたを楽しむレベルは、私の中では負け組の部類に入る。)

また話がパチンコに脱線するが、パチンコで勝ち続けるための基本中の基本は、その台が期待値的に打つに値するかどうかを見極められるだけの眼力を養うことと最低限の期待値計算ができることである。他にもメンタル面や洞察力の面などでクリアしなければならないことは色々あるが、これらができる者は長期的に勝ち続け、できない者は長期的に負け続ける。期待値が100%ピッタリの試行を繰り返す人はまずいないから、中間層はほぼ存在しない。勝ち組と負け組がはっきりと二極化していて、ギャンブルの世界然り、投資・投機の世界然り、確率・統計に逆らってはこの世界では結果を残すことはできないのだ。


~では、FXにおける期待値とは何か。

FXでは、上げ下げを予測してトレードする一般的な手法で「期待値」を計算するのは非常に難しい商品と言える。なぜなら、株のように「上がることが正義」とは限らず、例えば輸入業者にとっては円高はありがたいけれども、輸出業者にとっては円安の方がありがたいなど、市場参加者や各国の思惑が綱引きの如く交錯して、上げ下げには一義的な正義が存在しないことが難しい要因の1つであると私は考えている。

ここで、オーソドックスな期待値計算の概念を1つ示しておく。

※あくまでも1つの考え方であり、私がこの考え方を現在採用して実践している訳ではありません。そこは誤解のなきよう、よろしくお願いいたします。


物事はシンプルに考えなければならない。相場環境は「レンジ相場」か「トレンド相場」かの2択と考える。迷う時にはトレードをしないのが良い。心配しなくても、1回トレードを見送ったからといって大勢に影響はないし、相場は逃げない。


(1)レンジ相場の場合

◎レンジ下限でロング、レンジ上限でショート→レンジ中間でエグジット

・損切り幅は、10pipsで固定。
(話を分かりやすくするための便宜上とお考えいただきたい。実際には通貨ペアや執行時間軸、その時のボラティリティーなどを考慮しなければならない。)

・勝率は50%~60%と仮定。
(レンジ相場の場合は勝率が高くなる傾向にある。)

ここで、損切り幅と利幅を比較し、勝率が50%程度しか見込めない(自信が持てない)場面であっても、リワードが10pips以上見込めるのであれば期待値的にはプラスと考えることができるので、躊躇なくエントリーが正解となる。その1回のトレードで負けたとしても、これを100回、1000回…と繰り返せば、大数の法則により、いずれは結果が出せる確率が高いという考え方が、期待値に基づくオーソドックスな考え方である。

1トレード毎では10pipsの負け、10pisの勝ち…などを繰り返し、100回トレードを行った時点で検証を行い、負けが40回、勝ちが60回、トータル200pipsのプラスなので、1トレードあたりの期待値は約2pips、といったような感じになる。このように思考すると、スキャルで1トレードあたり平均10pipsの収益を上げるというのは相当難しいという感覚にはならないだろうか。少なくとも私には無理である。


(2)トレンド相場の場合

◎21期間単純移動平均線まで押してきた、あるいは戻ってきた場面でエントリー

・損切りは15pips、利確は30pipsで固定。
(これも話を分かりやすくするための便宜上の設定。誤解のなきよう。)

・勝率は40%~50%と仮定。
(意外に思われた方もおられるかと思うが、トレンドフォローは勝率が低くなる傾向にある。嘘だと思った方は実際に検証してみるといい。)

トレンド相場の場合、勝率が低くなる分をリワードで補わなければ期待値的にプラスのトレードとはならない傾向にあるが、トレンドは継続しやすい性質があるため、損小利大で臨んでもある程度の勝率が期待できる。トレンドフォローにおける「損小利大」が推奨されるのには、このような期待値的な裏付けがある。

「なぜ損小利大でなければならないのか?」

トレンドフォローは勝率が高いわけではない。トレンドの性質をしっかり理解してトレードに臨むようにしていただきたい。

つまり、明確なトレンドが発生している場合においては、しっかりと押し戻りを待ち、利確を我慢し、損切り幅は利幅より浅く設定するトレードを数多く繰り返していれば、長期的に見て結果がついてくる可能性が高い、ということが過去のチャートの傾向からは言えるのである。

1回1回の結果に捉われず、期待値的に高いと思われるトレードを淡々と繰り返し執行し続けることが、勝ち組に回るための第一歩なのかもしれない。


~「なのかもしれない。」とぼかした表現にしたのは、恥を忍んで告白すると、私は上記のようなトレードには優位性があると思ってはいても、いざ実践となるとルール破りを冒してしまって、約8年間もの年月を費やしたにも関わらず、結果を残すことができなかった。

そこで私はどうしたか?

私は一旦「諦める」という選択を取った。そして、それが勝ち組に回るための大きな転機となったのである。

成長曲線 その2

上記のような期待値トレードは、簡単そうに見えて実は非常にハードルが高いものではないかと思っている。私は機械ではないので、負ければ腹が立ってすぐに取り戻そうと無茶をするし、負けを認めたくがないがために悪いナンピンもするし、損切りにかかりそうになれば損切り幅を深くずらして、さらに傷口を広げる…などなど、よくある負けパターンを散々経験してきた。

何年やっても同じことの繰り返し…。自分には裁量の才能があるなどと本気で思っていた時期もあったが、本当に才能のある方なら、同じ過ちは3度は繰り返さない。仏の顔も二度まで。残念だが、私は自分が凡人だということを認めざるを得なかった。機械的にトレードができないという時点で自分の性と合わない手法なのだ。これを認めないと前には進めない。私の場合はそうだった。

そして、成長曲線には続きがあって、結論から申し上げると、私は今緑の丸で囲ったラインにいると自分では認識している。上記のような期待値トレードは、この成長曲線のイメージでいくと、緑の丸で囲ったラインよりもさらに上のステージにあると思った方がよい。赤い線は勝ち組と負け組を分けるラインとお考えいただきたい。

多くのトレーダーは、オレンジの丸で囲ったラインでもがき苦しんでいる。その原因の1つは、目標が高すぎることにあるのではなかろうか。だから、まずは緑の丸で囲まれたラインを目指すという方法もある。緑のラインにまで到達できたなら、毎年安定して収益を残すことができるようになるので、その収益を元手に、更なる高みを目指していけばよいではないか。

私は一旦「諦める」ことにより、もっと明確に期待値が分かる手法がないものかと、約1年間の月日を情報収集と検証に回し、実際に結果が出て、今現在のトレードスタイルに至っている。

もし、貴方が今現在オレンジの丸で囲まれているゾーンにいると自覚されているのなら、思い切って今までなされてきたすべてを捨て、一旦振り出しに戻って、全く別の角度から相場を見る視点を持たれた方がいいかもしれない。自分の信じる道を突き進むことを否定はしない。しかし、

「自分の手法は絶対だ!」

「もうこれしなかないと確信している!」

私が知り得る限り、そういった方々の中には、基礎的な知識が抜けていたり、迷いが抜け切れていなかったり、物事に対して多角的な視点がなかったりする方々が実に多い。3か月も経たないうちに手法をコロコロ変えるのは論外だが、1000本ノックをやってもなお結果が出ない手法はそもそも優位性がないかもしれないし、過去チャートでは優位性があったとしても、それが過去の栄光になってしまっているのか、あるいは自分の性に合っていないのは間違いないから、ほぼ絶望的と断言できる。

「賢者は聞き、愚者は語る」

そういう投資格言もあるぐらいだから、まずは実際に勝っている方々の話をしっかりと聞くことが肝要だろう。私の場合は、まずFX口座の口座開設キャンペーンや自己アフリエイトを活用し、なりふり構わず確実にお金を増やすということを実践し続けることから始めた。これによりお金が増える感覚を肌で感じることができ、他に手堅くお金を得られる方法はないかと、独自に考え、模索し続けることとなったのだが、一旦諦めてから勝てるようになるまではとても短期間だった。短期間で済んだのは、それまでの「勝てない」という経験、苦しみが後押ししてくれたことは言うまでもない。迷いが吹っ切れたのだ。

「何でもっと早くから実践しなかったのだろう!」

と目から鱗が落ちる思いがしたのを今でもはっきりと覚えている。自分の性に合った手法というのは、迷いがなくなるから継続的に実践できる。迷いなく継続的に実践できるからこそ結果が出る。そういった良い循環が生まれるのだ。そういう手法に未だめぐり逢えていない方々におかれては、自分と同様の手法を駆使して悪戦苦闘している方々とお互いに傷口をなめ合うような付き合いは捨て、広い「知見」と深い「見地」を持つようための情報収集と努力をし、一から出直した方がいいだろう。

これが現状の私の経験上から言える、勝ち組に回るための思考である。


~このようなことを語っている段階で、私はれっきとした愚者。聞くも聞かぬも貴方次第。

いくらかでもご参考になさっていただけましたら幸いです。

最後までご高覧いただき、誠にありがとうございました。

コメント

fuhpan

拍手 100万回です!
この成長曲線って
ゲームのプログラムをしてる人達は 非常に熟知しています!

ユーザーをこれで 取り込む訳ですね(笑)

しん

こんばんは^^
>fuhpanさん

いつもコメントをいただき、ありがとうございますm(__)m


>この成長曲線ってゲームのプログラムをしてる人達は 非常に熟知しています!

あっ!なるほど!
言われてみればそうですね!

私が今やっているオンラインゲーム「ビビッドアーミー」にもレベルの壁というのがいくつかあって、最初が確かレベル18、その次がレベル46だったかな…。なかなかレベルが上がらなくてイライラするんですが、この壁をクリアするとその後は妙にレベルを上げやすくなってスッキリするんですよね。

面白さを体感するためには適度なストレスも必要ということなんでしょうかね。そしてさらに深みにハマっていくという…(笑)。

ちなみに、今はレベル70…(苦笑)。

RPGでも同じなんでしょうね。私が好きなドラクエシリーズは比較的壁がなく、スムーズにクリアできる印象がありますが、ドラクエ2のロンダルキアの洞窟は、当時小学生だった私には結構難易度が高くて、長らくレベル上げに徹していましたね^^;


これは目から鱗です!
逆にご教示いただき、ありがとうございますm(__)m

これからもご指導ご鞭撻の程、どうぞよろしくお願いいたしますm(__)m
非公開コメント

しん



初めまして。「しん」と申します。
兼業トレーダーです。
パチンコライター⇒小学校教員⇒教育業界にて独立開業、現在に至ります。

※タイトル下にあります書き出し文について

田山ファンの方々におかれましては、ご気分を害された方がおられるのではないかと思います。誠に申し訳ございません。

故田山幸憲プロは、私のパチンコスタイル、さらにはFXでのトレードスタイルにおいて多大なる影響を受けた方の1人で、今でも心の師匠として生き続けており、憧れの存在でもあります。田山プロの境地に立てるよう、日々精進を続けていますので、何卒ご容赦くださいますよう、よろしくお願い申し上げます。


〇学歴
・大阪教育大学教育学部 卒業

〇卒業論文
・ピアノ演奏
 ショパンポロネーズ作品No.40-1

〇資格
・小学校第一種免許
・学校図書館司書教諭
・日商簿記2級
・税理士科目(簿記論、財務諸表論)
・普通自動車運転免許


〇趣味
将棋(アマ四段)
ソフトテニス
ブログ巡り
株主優待の有効活用法を考える、など

日々のつぶやき(ツイッター)

管理人「しん」のオススメFX業者

JFXさん ------ ヒロセ通商さん FX取引ならヒロセ通商へ

応援いただき、ありがとうございます♪

よろしければ、ポチっとお願いしますm(__)mーーーーーー にほんブログ村 為替ブログへ
にほんブログ村ーーーーーー にほんブログ村 為替ブログ FX オリジナル手法へ
にほんブログ村ーーーーーー にほんブログ村 株ブログへ
にほんブログ村ーーーーーー にほんブログ村 株ブログ 株主優待へ
にほんブログ村ーーーーーー

メールでのお問い合わせはこちら♪

「俺にも手法を教えろ!」といったご要望やご質問などございましたら、ご遠慮なくお申し出ください。

名前:
メール:
件名:
本文:

相互リンク募集中♪(リンクフリー)

ブロとも申請フォーム

ブログ内検索

QRコード

QR

月別アーカイブ

現在の閲覧者数: