昨日見た悪夢。(懐かしの名機オークス2など。)

~昨日は久々に悪夢を見た。

私が見る悪い夢は大体パターンが決まっていて、1つは教員時代の職員室。もう1つはパチンコ。パチンコなんてもう辞めてからかれこれ14年ぐらいになるはずだが、今だに1週間に1回程度の頻度で夢を見る。それも決まって悪夢なのだ。

どちらも私の過去の仕事に纏わるもので、職員室での人間関係が辛いと感じるのは自分でも理解できるのだが、自分が好きでやっていたパチンコの夢でうなされるというのはどうにも合点がいかない。

だが、好きでやっている仕事にもそれなりの苦労はあるもので、とかくパチンコから得られる収入というのはとかく安定性に欠けるもの。すべては店の環境次第といっても過言ではなく、自分の努力だけではどうにもならない要素が多い。だから、私は当時から自分のことを「パチプロ」とは宣言していない。所詮は店の駒であり、客寄せパンダに過ぎないのだ。

「あれが仕事をしているように見えるか?」

故田山幸憲プロの言葉も含蓄がある。激しく同意。(ただし、田山プロは自身のことをプロと宣言しておられる。溝の口の終わりの頃から、原稿書きによる収入とパチンコの収入が逆転し、パチプロとしての稼働時間が減るジレンマに悩んでおられましたが。)

トレーダーという職業は否定しないが、「あれが仕事をしているように見えるか?」と聞かれたら、ちょっと微妙。でもまぁ、両者とも経済活動には参加している訳だし、自分がそれで食べているという事実があるのであれば、自称パチプロ、自称トレーダーを名乗っているお他人様を否定することはしない。そんなことは個人の自由だろう。


~閑話休題。夢の話に戻るが、昨日見た悪夢には、「オークス2」という三星の一般電役が登場する。内容が分かりにくいと思うので、ご興味がお有りの方には参考動画をアップしておくのでご高覧願いたい。

オークス2(三星)【一般電役 懐かしのパチンコ 懐かしの名機 田山プロ】


パチンコライター時代、オークス2は結構打っていたのだが、どうも相性が悪く、苦い記憶しか残っていない。オークス2で快勝したことと言えば、今は亡き新開地商店街にあったメガコアラという店で、ヘソのバガでかい調整に目が釘付けとなり、大ムラながらも千円25回程度の回りがある台で1日だけ快勝した記憶があるだけ。

オークス2はネカセ次第で回りが大きく変わるので、ヘソが広いからといって初顔だと回るかどうかは断言できない。これはその典型的な機種で、だからこそ「縦の比較」という釘読みの技術が活かされるのだ。まさに、田山プロならではの機種と言ったところではないだろうか。


~前置きが長くなってしまって申し訳ない。パチンコの話をしだすと止まらなくなるのだ。一般の方がご高覧になられてもさっぱり分からない内容ばかりだろうが、そこはどうかご容赦願いたい。

夢の内容だが、打っている店は不明。なぜかは知らぬが、オークス2を淡々と打っている場面から始まった。

現金投資をしていて、持ち玉はない。回りはそこそこあるようだ。…いくらゼニを使っていたのかも分からないが、突如「4」の右スベリが発生し、「4」だから冷やかしだろう…と一瞬思うも、右の「4」だから鉄板ではないか!してやったり!ふと思いなおし、結果を見る前から右打ちの構え。かかっていたリーチは後方一気リーチだった。

※(参考)オークス2では右打ちは不要だが、私は子チューへの入賞確率を上げるため、ヘソの入賞頻度を見ながら、場合によっては右打ちをすることが多かったので、夢の中でも右打ちに切り替えたのだろう。同じようでも「ショウロンポウ2」では右ゲージの釘配列が違うため、この手は通用しない。逆に「ナナシー」では右打ちで子チューへの寄りが悪い場合は左打ちを試すという手もあった。ちなみに、当時私はナナシーでは「一人時間差打法」というものを考案し、1回あたり約2700~2800個の出玉を獲得することができていた。

オークス2 子チュー拡大画像

当たったのはいいが、子チューへ玉が全然寄らない…。ここに玉が入らないとアタッカー(孫チュー)が開かないから、出玉が全然得られないのだ。動画でも1回空振りをする場面があるが、25回中25回すべて子チューに入賞させるのは結構難しい。釘調整にもよるが、平均で大体1~2回ぐらい空振りをする程度の調整が多かったのではなかろうか。

夢の中ではことごとく空振りが続き、イライラが募る。実はこれが悪夢の原因。延々と空振りが続き、大当たり終了時の出玉は、上皿と下皿満タン程度しか出ていない!ブチ切れてイライラが最高潮に達したところで目が覚めた。

パチンコを打ったことがある方でも、お若い方なら多分意味不明だろうと思うが、オークス2を打ったことがある方ならこの苦痛はお分かりいただけるのではないだろうか。なので、今朝はものすごく気分が悪かった。現実に戻ると、まぁどうでもいいように思えてくるのだが(苦笑)。

ちなみに、動画の8分48秒あたりで出てくるコメント「左スベリからの応援リーチは鉄板」とあるが、厳密にはこのコメントは説明としては不適切。

細かいことが気になる性格なもので補足しておくと、正しくは奇数のスベリは右でも左でも発生した時点ですべて鉄板。応援リーチもメーカー発表では鉄板ではないが、発生時点で鉄板。だから、この動画中の7の大当たりは、「奇数スベリ」と「応援リーチ」の2つの鉄板演出がダブっているということになる。ちなみに、私は「応援リーチ」とは呼ばず、「後方一気リーチ」と呼んでいた。

ガセで最もよく発生するのは「4」の左スベリ。これは大体が外れる。でもたまにクルクルリーチから再始動で当たったり、ノーマル戻り演出で当たったりしてドキっとさせられることもあるから面白いのだ。


~ついでに、「ショウロンポウ2」ではなぜ右打ちが効かないのか?についても触れておく。

ショウロンポウ2も田山プロがこよなく愛した機種の1つだが、末期のころは等価で千円15回程度のショウロンポウで凌いでいた時もあって、苦心されていたようだった。

※オークス2右盤面
オークス 盤面右

オークス2はアウトになる部分が緑の矢印の箇所1つしかないので、ここがノーマル調整上であれば右打ちが使える。この動画の台の調整はややマイナス調整となっているため、右打ちが通用するかどうかは微妙。この調整なら、私ならまずは左打ちを試すだろう。

※ショウロンポウ右盤面
ショウロンポウ 盤面右

対して、ショウロンポウではご覧のようにアウトになる部分が3つもありスカスカ。だから右打ちは通用しないというわけ。右谷釘狙いは玉スジが安定しないという理由でダメ。

右打ちをするメリットはもう1つあって、玉の発射される速度は1分間に100発程度と決まっているので、右からスコーン、スコーンと玉を流した方が玉スジがほぼ一本化され、ほぼ均一に子チュー近辺に玉がいくようになり、結果として空振りの確率が低くなるのだ。

これが左打ちだと、ある玉は左から、ある玉は右から流れるので、子チューの近辺にいく玉のタイミングが不均一となり、入る時は3つぐらいまとめて入るが、入らない時は子チューが閉じた途端に、バラバラと3~4つの玉が子チュー近辺に集まるということがよくあり、これが空振りの原因の1つになる。

FXでもパチンコでも、ただのんべんだらりとやるのではなく、「なぜそうなるのか?」ということを理論的に考察することは非常に重要だと思う。田山プロは言葉でそのようなことは滅多に語らなかったけれども、至極当然のこととして、頭の中にインプットされていた。だから、感覚的にこなす作業もも非常に優れていたと思う。(ただし、田山プロは止め打ちに関しては、「やり過ぎは店に迷惑がかかるし、自分の性にも合っていないからやらない。」とされ、適度な止め打ちをされていた。これもトータル的な見地で要領がいいと私は思う。)

ショウロンポウは私が好んで打っていた機種の1つで、相性も良かった。とかく儲けさせてもらったのは、今は亡き元町の伊勢屋会館という店で、名機170番台には本当にお世話になった。

※ショウロンポウ2(三星)【一般電役 懐かしのパチンコ 田山幸憲プロゆかりの台】


懐かしいねぇ。なぜだか知らぬが涙が溢れ出てくる。

意外と知られていないのだが、ショウロンポウ2にも一部大当たり判別法があって、スーパーリーチに突入するタイミングで当たるか外れるかを判別する方法がある。(ノーマルビタ止まりは判別不可能。)

例えば、動画の31秒あたりから始まる「9」のリーチを例に挙げると、真ん中の数字は「1」からリーチが始まっている。2周回って、もし2周目の「1」からスーパーリーチに突入していれば大当たりとなるが、1コマ先の「2」からスーパーリーチに突入しているので、この場合はスーパーリーチに突入した時点で即外れと判別できる。

対して、動画の1分52秒あたりから始まる「3」のリーチでは、真ん中の数字は「6」から始まり、2周目の「6」からスーパーリーチに突入しているので、この場合は結果を見なくとも大当たり確定と判別できる。もしこれが1コマ先の「7」からスーパーリーチに突入していたら外れと判別できる。

まぁ、これが分かったからといって収支には全く影響はなく、人より逸早く大当たりを判別し、スーパーリーチに突入した途端にドル箱を下せる優越感に浸れる。ただそれだけ。ファミ通の裏ワザでいうところの「十両技」ぐらいの発見。でも、「頼むから教えてくれ!」と伊勢屋の常連の兄さんに頼み込まれたこともあり、マニアにとって大当たり判別はとても重要な要素だったりもする(苦笑)。


~夢の話をメインにするつもりが、パチンコの話となってしまった。まぁ、たまにはこのような記事をアップするのも悪くはなかろう。

あくまでもご参考までに。

コメント

あすぺるピロシ

こんにちは。
しんさん。いつもありがとうございます。
2011迄の記事はチェックさせてもらったのですが、2012に入って急展開な予感がしたのでコメントさせてもらいました。
(このページそこから10年経過していますので、まだ色々な話を読ませてもらう必要がありますよね)

僕は学生時代の事だけは未だに夢を見ます。(多々問題を起こして、結果大学を中退した訳ですが)。表向きでは済んでしまった事だとネタにしているのですが、深層心理では後悔しか無いのでしょう。自分が意識していない部分が、それだけ強烈に脳内に焼き付いている証拠なのかもしれません。
あと、好きでやっていたパチスロの夢も見ます。途中で目の前の台が一斉に消えるのです(笑)正直自分の過去から学べるものは何も無いのですが、「もっと然るべき対処や行動をするべきではなかったのか?苦労も苦悩もせずに何故周囲を見捨てて逃げた?」と目が覚める直前まで脅迫されている感じなんですよね・・・(;^ω^)

大バッシングをくらうかもしれませんが、僕は「職業」にこだわる理由は他でもない、他人様からの目線(色眼鏡、固定概念、独自の尺度)を無難に回避する為の防御策でしか無いと思います。多くの人が拠り所にしているだけなのです。そもそも人間は所詮好き嫌いが激しいので、何かにつけて自分と比較をしたいケチをつけたい、マウントを取りたい。そんな事ばかりを見聞きしますので。

しんさんの言う「経済活動に参加しているのから職業は自由に名乗って良いのでは」という考えはその通りだと思います。そもそも非難される理由がわかりません。簡単に単語やイメージで他人様を一方的に決めつけた状態から入って、相手をロックオンしてそこから物を申してしまう行為に問題があります。僕から言わせてもらえれば、「相手の職業を知っただけで、その相手をまだ完全に見定める事は出来ませんよね?」という事です。

確かに職業が立派に聞こえる人が凄いように見えます。しかし優秀な人間、魅力あふれる人間とはりぼてな輩、性根クズ、どちらの可能性もありえます。パチンコ同様、当たりはずれは存在します。でもパチンコは職業とちがってリーチ(言動)が掛かった時点で、あたり「優秀」なのかはずれ「はりぼて」なのか大半はわかってしまいますよね(ノ∀`)

「資格」が「増殖」してお金で買える時代です。そのうち「肩書」や「職業」も増殖して「技術」や「経験」や「条件」がなくてもお金で簡単に手に入れる事を推奨する時代が来るかもしれません。正直、肩書や履歴書はデータで改ざん出来ます。しかし能力や技術に魅力はそう簡単に人間にインプット出来ません。盗用はいくらでも出来ますけれどねw 

複雑で紛らわしい、似通っていて曖昧、抽象的でイメージしにくい表現が増えれば増えるほど、本質が見えない、実を伴わない、見せかけだけのモノが広まっていくのかもしれませんね。例え世の中がデジタル化になったとしても、ハリボテに騙されないでデータを見抜く考え方やそれを扱う技術は最低限必要になってきますよね。培った技術は嘘をつかないので・・・(^^;

今後も引き続きしれっと記事をチェックさせて頂きます。しんさんの記事は紛れも無い本物です。長文失礼致しました。あといつもアラぶってしまってごめんなさい(;^ω^)

しん

こんにちは^^
>ピロシさん

すっかりご無沙汰してしまって、申し訳ございません!

随分昔の記事をご高覧いただいているのですね。
私のような者に興味を持っていただき恐縮です。

…それにしても、このところのピロシさんのブログの記事といい、
今回頂戴したコメントといい、文字量が半端ないですね!
大変力のこもったコメントを頂戴いたしまして、ありがとうございますm(__)m

本日のところは取り急ぎのご返信まで。

また改めてご返信させていただきます。
非公開コメント

しん



初めまして。「しん」と申します。
兼業トレーダーです。
パチンコライター⇒独立開業、現在に至ります。

※タイトル下にあります書き出し文について

田山ファンの方々におかれましては、ご気分を害された方がおられるのではないかと思います。誠に申し訳ございません。

故田山幸憲プロは、私のパチンコスタイル、さらにはFXでのトレードスタイルにおいて多大なる影響を受けた方の1人で、今でも心の師匠として生き続けており、憧れの存在でもあります。田山プロの境地に立てるよう、日々精進を続けていますので、何卒ご容赦くださいますよう、よろしくお願い申し上げます。

※FXで勝てるきっかけを与えてくださったのはJFXの小林社長。ヒロセ通商さん主催「プレミアム大反省会」で、小林社長直々に「仲値トレード」、「プライスアクション」、「ポジションの傾き」について教えてもらえたことが大きかったです。トレーダーとして尊敬しているのはジュンFXさん。次々と新たなる目標を掲げて活躍されておられるジュンさんの背中を追い続けています。

私のスキャルピングのスタイルは、一言で言うと、「大口のエントリー方向に後出しジャンケンの要領で入り、コバンザメのように張り付き、大口が利確する前におこぼれを頂戴する」ようなイメージのスタイルです。

◎卒業論文
・ピアノ演奏
 ショパンポロネーズ作品No.40-1

〇資格
・小学校第一種免許
・学校図書館司書教諭
・日商簿記2級
・税理士科目(簿記論、財務諸表論)
・普通自動車運転免許


〇趣味
将棋(アマ四段)
ソフトテニス
ブログ巡り
株主優待の有効活用法を考える、など

日々のつぶやき(ツイッター)

管理人「しん」のオススメFX業者

ヒロセ通商さん〈タイアップ中!〉 ------------------- JFXさん------------------------

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