別れの時が来た。

　結局、臨時の人はＩ井さんがめでたく残留。あとの臨時講師は皆ちりじりばらばらになってしまうことになった。臨時の悲しい定め。仲良くなった先生方とももうお別れである。

　Ｋ山さんは、西区の方の学校に決まった。結構へんぴなところで交通に時間がかかるそうだ。今日、話す時間があったので彼女の教室に行ってひとしゃべりしたのだが、そういう機会もこれで最後かと思うと残念でならない。Ｉ本さんに恋のキューピット役を引き受けてもらったものの、Ｉ本さんは子どもがインフルエンザとかで午前中だけ出てきてとっとと帰るので、多分俺のことなどもう忘れているのだろう。明日がラストチャンスだが期待はしていない。ちょっと頼むのが遅すぎた。あとは俺が直接告白するかだが、９０％彼氏のいると思われる人に向かってそんな勇気は俺にはない。

　新しい学校、平○小学校は児童数約３００人の中規模校。俺の出身校もそのぐらいだった。２クラスだから、相性の合う先生でなかったら１年間地獄だ。地域柄も先生の情報も全くの未知数。こと人間関係においては、今の学校では大変恵まれていたので、今度はちょっと痛い目に遭うかもしれないな。

　あと、苦労しそうなことといえば、やはり教職員の人数が少ないので校務分掌の負担が大きくなるということ。どのぐらい増えるのかというのは俺は経験がないのでこれも未知数だが、おそらく倍ぐらいに膨れ上がることだろう。まだ先のことだが、運動会や音楽会の準備も大変だろうな。学年は何年になるかな。期待と不安が入り混じって複雑な気持ちである。ただ、はっきりしていることは、今の気持ちとしては、やはりＫ山さんとの別れが一番つらい、ということである。彼女はこのまま俺のことなどきれいさっぱり忘れてしまうのだろうな・・・。

　人数的に新しい出会いに期待するのは無理というものだろう。おそらく臨時の人も今度は俺だけだろう。平均年齢もぐっと上がるだろうな。当分プライベートにおいては寂しい生活になるものと思われる。。。