皆様、こんばんは。
時間のある時に、できるだけ思っていることを書いていこうと思います^^;
前回は、「投機家の存在について考える」と題して、投機という活動について考察してみました。
さて、今回は、「自分の得意な土俵に置き換えて考える」と題して、投機で勝つための思考を考えてみたいと思います。
文字ばっかりのつまらない記事で申し訳ございませんm(__)m
ご興味がお有りの方は続きをどうぞm(__)m
前回書きました通り、私は元パチンコライターですので、パチンコでの勝ち方については、専門的な知識を持ち合わせていますし、それなりの経験をしてきました。
パチンコにおいてもFX同様、負けている人の方が圧倒的に多いのは当然承知していましたが、私がFXに参戦した当初は、「期待値の概念さえ理解していれば同じようなものだろう。」と完全にタカを括っておりました。
ちなみに、パチンコでの正攻法の勝ち方は、石橋達也さんという方が提唱した「ボーダー理論」がベースで、「期待値」の考え方を応用したものになります。ご興味がお有りの方は是非お調べいただければと思います。
「パチンコとFXとどちらが難易度が高いですか?」と問われますと、私は「FXの方が圧倒的に難易度が高いです。」と回答いたします。(今のパチ業界における「環境」の問題は別とします。)
ごくごく端的に申し上げますと、パチンコでの勝ち方は「ボーダーより期待値の高い台を見つけて、その台を打ち続ける」だけのことです。本当に簡単なんです。
それなのに勝てない方は、「あの台は昨日あれだけ出たのだから、今日はさすがに反動がくるだろう」とか、「あの台は昨日2000回ハマッてまだ当たっていないので、今日はさすがに出るだろう」とか、「いやいや、あの台はまだまだ不調を脱していないから、今日はまだ早いよ」など、とにかく「予想」に基づいて台選びをするんですね。
負けている人は当てよう、当てようとするんですが、当たる日もあれば当たらない日もあり、当てている回数自体は、長い目で見て自称パチプロと同じなんですが、収支はというと、月単位で見ると素人は負けていて、自称パチプロは勝っているんですね。負けている方はそこに全く気づけないんです。プロは当たる台を予想する力が優れているという思い込みが強いんです。まず、根本的な知識として、絶対に理解いなければならないパチンコ台の基本的性能(抽選方法)を理解しようとしない(理解していても、そこから目をそむける)んですね。根本からしておかしいんです。
たまに「どうやったら勝てるんですか?」と切実な顔をしてせがんでくる方もおられまして、若い頃は私も純粋でしたから^^;、バカ正直に勝ち方を教えることもありましたが、そのような方に勝ち方を説明してもまず理解できないですし、「あんたが言うような回る台なんて、あるわけないじゃないか!」とか、「そんなやり方ではいつか破産しますよ!」と逆に説教を喰らったり…^^;
ごく稀に「なるほど、分かりました。明日から早速実践してみます。」とおっしゃる頭の柔軟な方もおられましたが、3日もすると正しい実践をしているのにハマリに耐えられなかったり、(メンタルが弱い)勝てる台そのものを見つけられなくて、結局正しい勝ち方が信じられなくなるんですね…。すぐに結果を求め過ぎる傾向がありました。
冷静に考えてみれば分かることなのですが、勝てる台なんて平常営業ではそうそう落ちてないですし、自力で勝てる台を効率よく探せるようになるまでに、たった3日でできるようになるのなら、誰も真面目に仕事なんかしないですよね^^;3日程度で諦めるような方は明らかに心構えとして甘いのですが、実は世の中の大半の方がそういった傾向にあるんですね…。
逆に私も「ハマリ」からは逃れられませんから、私がハマっているのを見て、「あの人いっつもハマってばっかりで相当負けているんだろうねぇ…」とか、「あんな人になったら終わりだね…」といったような冷ややかな目でもよく見られました(笑)。つまり、目先の勝った負けたばかりに目がいってしまい、視野が狭いというか、トータル的な思考というものがないんですね。ギャンブルや投機で負けている人というのは、基本的にそういった人達です。
自称パチプロはある意味「職人」と同じような人種ですから、自称パチプロになるためには、専門的な知識や技量を見に付けなければなりません。知識はたかだか知れており、一度理解してしまえば簡単なものです。しかし、技量となると、これは一朝一夕には身に付けられないものなんですね…。実戦を通じて、1日1日身に付けていく以外にはありません。
負けている人は、手っ取り早く勝てる方法がないか?と思うようで、「必勝法」を謳い文句とする情報商材や「裏モノ」の情報を知ろうと、間違った方向に努力をするようになるのではないかと思います。私らからすれば、「そんなうまい話が素人に回ってくるわけないのに…」と冷静に見ていられるのですが、勝とう、勝とうとしますと、なぜだかそういう方向に走ってしまうようです。
私はパチンコにおいては約15年間、月間トータルで負けなしの実績を残して引退しましたので、FXでなかなか結果が出せないことは、私自身とても違和感を感じましたし、苛立ちさえ覚えました。しかし、今になって振り返ってみれば、私がFXで勝てなかったのは至極当然のことなのです。
勘のいい方はすでにお気付きのことかと思いますが、FXで勝つためには、パチンコと同様、知識を知っているだけ、手法を知っているだけではダメで、その知識や手法を実践して経験値を積まなければ勝てない、ということだったのです。
パチンコという簡単なギャンブルでさえ、勝てるようになるまでには相当の努力と経験を要するのです。もっと複雑な、それも世界のトップトレーダー達とハンデなしでお金の奪い合いをしなければならないFXにおいて、小手先の知識や手法を知っているだけで勝てるわけがないのです。
パチンコをなされない方にとってはよく分からない話だったかと思いますが、他のことを例に挙げますと、楽譜は読めるように勉強したのでピアノもギターも当然弾けるだろう、とか、テニスは実際にやったことはないけど、ルールや動き方を詳しく勉強したので、そこそこ打てるだろう、とか、そういった感覚になってしまっていた、ということです。FXでも理論や手法だけではダメで、実践してなんぼ、体で覚えてナンボ、ってことですね^^;
私は上記のように自分の得意な土俵に置き換えて、なぜ勝てないのか?を考えていくことにより、徐々に勝つために必要な学習と実践をしていくようになった次第です。
長くなりましたので、続きはまた次回ということにさせていただきますm(__)m
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