断腸の思いで…。

先日、とある人から「お金を貸してください…」との申し出を受け、１人でずっと悩んでおりましたが、熟考した挙句、断腸の思いで断りました。

私は人にお金を貸したことは数えるほどしかありませんが、今のところすべて返してもらっています。金額も微々たるものです。また、お金を貸すというよりは、貸した時点であげたつもりでいます。返ってこなくても良い、と思える場合には貸すようにしています。でも今回は返ってこなくても良い、とは思えませんでした。

話の内容からして、金の使い道はおそらく実家の屋根の修理費やら、引越しの費用やら、新たな仕事が見つかるまでの当面の生活費やら、母の入院費用やら…の中のどれかだったと思います。貸さないと決めたので、何に使うかは聞きませんでしたが、どれに使うにせよ、これらの費用は自己管理でどうにかしなければならないものだったと思うのです。だから処遇に同情はしましたが、お金は貸しませんでした。最後は逆ギレされて終わりましたが、これでよかったと思っています。

「金の切れ目が縁の切れ目」とよく言われますが、厳密には、「お金を貸してください」と言われた時点ですでに切れているんですよね。

私のような貧乏人に声をかける段階で、向こうもよほど切羽詰っているとは思うのですが、仮に貸したとして、全額返ってきたとしても返ってこなかったとしても、今までのような関係には決して戻ることはできません。悲しいですが、支配する側支配される側、恩を貸す側貸される側にきっぱり分かれてしまいます。私はどんな人とも、そういう関係にはなりたくないと思っています。

お金持ちになるって、実は確実に孤独に近づくことなのかもしれないなと、ふとそんなことを思いました。私は今の貧乏人のままの方が幸せなのかもしれません…。

閑話休題。株の方はサイゼリア以外は依然好調をキープで、さしたる問題はないのですが、ＦＸがいけない。豪ドル円はすっかり塩漬けポジションを作ってしまい、今は動こうに動けない状況に陥ってしまっています。ここに来て今年の損益は一気にマイナスに転落、奈落の底に突き落とされました。現在、急激に豪ドル安が進んでいるのでシステムも休止しています。

本日、金融危機の時にたしか＠１０円８０銭ぐらいで建てたランド円のスワップ用ポジションを決済しました。利益はわずか１０８円（笑）。もはや笑うしかありません。これでも定期預金よりはついたのではないでしょうか（苦笑）。

システムのポジションも、一端閉じてしまおうかと現在検討中です。１０００通貨単位の試験的な売買とはいえ、すでに１００単位以上のポジションを抱えています。現時点で閉じてしまうと一端５０万円以上の損失が確定してしまうのですが、非店頭取引業者を使用していることから、来年から税制が変わることを考慮したり、あるいは、２年前から繰り越してきた利益がまだ１２０万円程度残っていることを考慮したりすると、システムの損失を確定させ、繰り越してきた利益も今年確定させた方が税額が少なくなるし、損した分は後でくりっく３６５で同等程度のポジションを建て直した方がよいのではないか、という気がしているからです。

くりっく３６５の方は、もはやスワップだけで生活していけるような金額が入るほどポジションが膨らんでしまい（汗）、今後はただただ篭城して守りを固める戦法に出ようかと思っています。下手に動くと、いってこいでやられそうな感じで…（笑）。

少し値が戻ればポジションの縮小をする予定です。ここは負けを認めざるを得ません。今のままでは万が一＠６０円を切るようなことがあるとロスカットの危険性が出てきます。

今日のところは、とりあえず第２弾の準備資金の方を発動させ、ロスカットの危険性を回避しておきました。ポジションを縮小できない限りは、今後はよほどのことがない限り、新たなポジションを建てることは控えます。迷ってはいけないので、ここで宣言しておきます（笑）。

それにしてもこの豪ドルの下げ、全く意味が分かりません…。単に欧州の金融危機が原因だけとも思えず、されど先物規制だけの影響とも思えません。単に勢いだけで豪ドル売りが加速しているのなら、いつもの調子で戻りも早いでしょうが、今回はばかりはいろんな要因が重なっているような気がして、どうも簡単には戻らないのではないか、と思っています。（それでもいつかは戻るのが豪ドルの妙味であり、面白みであり、私が専門売買をしている理由でありますが。）

豪ドルが戻る時特有の、あのドカンッ！と下げる動きがまだないのです…。ＲＳＩで売られすぎが点灯したので、今日あたりがそうなる可能性も無きにしも非ずですが、まだまだ下げ足りないような気がしてならないのです。果たして底が見えるのはいつのことか…。