明日は児童音楽会だというのに、その前にまた問題が発生。ま、こういうことは日常的に起こっていることなんだが・・・。
要約すると、うちのクラスのN村さんのお母さんが朝学校に来られて、「昨日の給食中に先生が給食を取りに行ってる間にうちの子がT成君に肩を蹴られたそうなんです。で、私がじかにT成君を捕まえて怒りましたので、そのことを先生にお知らせに来ました。」と言うので、「申し訳ございません。すぐに事情を聞いて、私からも指導します。」と言って、N村さんとT成君を呼び、話を聞いた。T成君もふざけて蹴ったことを素直に認めたので指導して謝らせ、N村のお母さんにも指導したことの旨を伝え、T成君のお母さんにも、指導したこととN村さんに謝罪の電話を一本入れてくださいというお願いを伝え、問題は解決したかに思えた。ところが・・・。
T成君のお母さん曰く、「うちの子が言ってることと先生が言ってることとが違うんですけど・・・。うちの子が言うには、『他の子にいじめられたので、むしゃくしゃしたから蹴った。』と言ってるんですけど。」と。むしゃくしゃしようがしまいが、よその子を蹴ったことには違いないので謝罪の電話を本当は入れてもらいたかったのだが、どうにも納得されていないご様子なので、「では、また明日改めて子どもを集めて話を聞きますので、明日またお話させてください。」と言って、とりえあず問題は明日に持ち越し。
このT成という子、お母さんが怖いので2学期になって家でウソをつくようになった。これで3度目。この前は確信が持てなかったが、今回ではっきりした。その度に「話が違う。」とお母さんが不満を漏らし、「うちの子はたしかに落ち着きはないかもしれませんが、私にウソを言うような子ではないので。」の一点張りで、私の言うことを信用しなくなった。証拠を突きつけて、事実はこうです、という事もできなくはないが、学校現場でそういうことをするのは極めて困難だし、私のようなキャリアの浅い者がそういう手段に出ると、ますます保護者はカ~ッとなって反発するようになる。やはりここは押さえて穏便に済ます方法を考えるしかない。
しかし、どうしてこうも保護者というのはなにかにつけて「うちの子がいじめられている。」ということに結び付けたがるのだろうか。俺に言わせればこの子に関してはいじめることは多々あっても、いじめられることは100%ない子。全く、厚顔無恥もいいところだ。さすがの俺もこの親に関しては嫌になった。来年さぞかし苦労することだろうが、俺はもう知らない。。。何があってもこの親にはもう言わない。。。回りの保護者からも冷たい目で見られるようになるだろう。そうさせないのが俺の仕事だが、もういい。
皆さんもこういう保護者になると、先生に嫌われて結局自分が後で苦労することになる、ということを覚えておきましょう(笑)。あと4年も同じ学校に通うのにねぇ。当然こういう保護者にはレッテルが貼られ、年度末の認定会(来年のクラス編成の承認会。申し送り。)で「保護者うるさい(注)」とか書かれます。「配慮を要する児童」という丸秘の書類にも書かれます。なので、賢い保護者は先生を敵に回したりはしませんw
皆さんが教師なら、こういう時どういう対応に出ますかね。俺は今回のことについては、とりあえず家庭訪問は免れないところだが、蹴ったことについてはT成が悪いし、もう指導済みなので、そのことについてはもうとやかく言わないで、T成君が友達を蹴りたくなるような雰囲気になってしまっている学級経営について謝罪し、もしいじめられているというのであれば、その日の給食中に限らず、嫌だなぁと思うことを全部私に言ってもらうようにしようと思う。(多分でっち上げの名前が挙がってくることと思うが。)そこで、本当にそのようなことがあれば大変なことなので、今後は気をつけて見ておきます、という風に持っていこうと思うのだが、どうだろう?
しかし、なんだよなぁ。あえて謝り方を考えるってのも楽じゃねぇなぁ・・・(苦笑)。
コメント
キャヴェンディッシュ
しんさんへの回答にはなっていないと思うけど、昔だとN村さんのお母さんが直接T成君を怒ったことを先生に言わないし、また、先生に言ったとしても先生がN村さんとT成君を呼んで指導と謝罪させることまでで、これをまた、N村さんとT成君のお母さんに報告し、云々ということは昔の先生はしなかったんじゃないかな。ということを私の小学生時代の先生を思い出しながら書いてます。
昔の先生は偉かったし威厳もあったと思います(そのようにみえただけかもしれないが)。父兄が先生に意見するということは考えられませんでした。
私がしん先生だったらT成君を指導しN村さんに謝らせているので、これで一件落着にします。あとは無視。
完璧を目指そうとすればこっちの精神がまいってしまいます。
2006/11/02 URL 編集
しん
昔の先生って、今と違ってかなりゆとりがあったそうなんです。だから、子どもと一緒に遊ぶ時間もたくさんあったし、休みの日に子どもとどっか遊びに行ったり、家に呼んだりもしたって、年配の先生は言ってますね。そうしながら、信頼関係ができてくるものだと。
だけど、今は仮に休みの日に子どもを連れ出そうとすると、外出許可を取らないといけないから、その書類を書くだけでも面倒ですよね(笑)。
2006/11/02 URL 編集