皆様、こんばんは。
確か昨年のGW頃だったと思いますが、「皆さん私が勝てるようになるまでの思考の変化にご興味がお有りではないかと思うので、時間を見つけて記事にしたい」といったような内容を書いた記憶があるのですが、あれからまた1年が経過してしまいました…。
RTMのご購入者様のサポートを第一に優先していますので、そこはご容赦いただきたいのですが、結局のところ、私がこういったことを考えられる時間ができるのは、GW、お盆、正月ぐらいですので、いつの間にか1年が経過してしまったといった感じです。
さて、本当に不定期にはなるかと思いますが、「勝ち組に回るための脱皮考」と題して、私が思うところをブログに記載していきたいと思います。
今回はその初回ですが、「投機家の存在について考える」ということをテーマにしてみたいと思います。
ご興味がお有りの方は続きをどうぞm(__)m
以前にも記載したことがありますが、私は今は教育関係の事業をしていまして、その前は公立学校の教員、そのまた前はパチンコライターをしていました。
パチンコライターという肩書きをあえて前面に押し出すのは、つまるところ「パチプロ」という職業は存在しない、というのが私の持論でして、いわゆるパチプロというのは、経済活動には参加しているけれども、生産性のあることをやっているわけではないので、私の中ではパチプロという職業は存在しないのです。
そのようなことを申し上げますと、事務職も否定するのか?という声が聞こえてきそうですが、そのようなことは決してありません。事務職や経理職は、本業を支えるために必要な仕事であり、営業職などと合わせて総合的に見ていく必要があります。売上だけがすべてではないということですね。
それに対して、パチプロの活動は、「パチ屋という媒介を通じて、自分以外の客とお金の奪い合いをしている」という見方もできますし、経済構造的には、パチ屋はお客が来なければ経営が成り立たないですし、そのお客の全員が勝ち組であれば、そのパチ屋は当然収益を上げることはできません。つまり、お客は対価を支払い(トータル的に負けるという意味です)代わりにパチンコという役務の提供を受けることにより、経営が成り立っているわけです。
パチプロは、所詮「店の駒」であり、「隙間」をつく者であり、一部のお客であります。長期的にお客全員が勝つことは決してできませんから、お客全員がパチプロにはなることは不可能で、店側にとってはできればいない方がいい存在なのです。私がパチプロ否定派である理由はそういうことです。マクロな視点に立てば、パチプロは経済活動には参加しているので、「投機家」という見方もできなくはないかと思います。パチプロ肯定派の方はそのような見方をしているかと思います。
では、株式やFXなどの「投機家」はどうでしょう?もし「投機家」のような市場を投資行為を行う人間がいなければ、資本主義国家の市場経済システムの発展は期待できない、という見方があります。そういった見地では、現代における先進国の経済発展には、投機家(投資家)はなくてはならない存在、という考え方が一般的ではないでしょうか。
為替には実需があります。為替は実需と投機家によって動きますので、動く要因は大きく分けて実需と投機の2つと見ることができます。それに対して、パチンコや競馬などのギャンブルでは、動く要因は実需(お客)以外にはなく、かつ実需(お客)常に負ける存在でなければ経済活動として成り立たないのです。自称パチプロの方々は、パチ屋の経済活動における「隙間」をついている以外にないのです。パチプロは存在しない方が経済的には有益であり、否定されるべき存在であり、為替は、投機家がいることによって、経済が発展するという面がありますので、投機家はいてもよい存在である、というのが私の見解です。
これまでの話をまとめますと、パチンコ(ギャンブル全般)において、
・実需→対価を支払って役務の提供を受ける存在であり、顧客がトータルでプラスになることは経済活動的にはマイナスの存在(トータルで勝つお客は必要のない存在)
それに対して、為替においては、
・実需→必要に迫られて取引をする人達であり、為替で得をしたか損をしたかは営業外損益として別問題と考えられる
・投機家→投機家同士でお金を奪い合いをしている人達であり、別にいてもよい存在(実需の営業外損失は、投機家の収益となる場合もあるし、その逆もまた然り。)
・実需も投機家も銀行に手数料を支払っているので、銀行にとっては潤う存在
ということになりますでしょうか。
そういった理由から、私は元パチプロという肩書きではなく、「元パチンコライター」という肩書きを使わせていただいています。
では、何のライターをしていたのかと言いますと、「パチンコウォーカー 関西版」という雑誌で、「アマデジソムリエ しんの思考亭」というコラムを担当させていただいていました。もしかしたら、ご存知の方がおられるかもしれませんね^^;
さて、読者の皆様方におかれましては、「これがFXで勝つために必要な思考なんですか?」とひっかかる方も多いかと思いますが、もちろん必要なんです。だから書いています。それも非常に重要なコアなことを書いているつもりです。
ここをスルーされた方は、まだ勝ち組に回るための思考はできていないと断言できます。勝っておられる方がご覧になられますと、私の申し上げている意味がよくお分かりいただけるかと思うのですが、いかがなものでございましょうか。
別に経済について深く勉強してください、と言っているのではありません。(ちなみに、パチンコにおける「期待値」の考え方は、FXにおいても応用が効く非常に有益な考え方です。)今はまだ意味が分からなくてもいいです。「ふーん、そういったことを考えることも必要なんだな…」程度でいいです。これから徐々にご理解いただけるよう、書いていくつもりですので、気長にお待ちいただければ幸いです。
もう少し詳しく書きますと、「投機家同士でお金の奪い合いをしているとはどういうことなのか?」「隙間とは何なのか?」「なぜこのような値動きになるのか?」「どうしてそうなるのか?」といった理由を突き詰めていくことはとても重要なことだと私は思っています。自分の中で、「なぜ?」に対する答えを得られなければ、自信を持って行動することができないんですね。私の教材であるレジスタンストレードメソッド(RTM)では、この「なぜそうなるのか?」といった理由について、私なりの見解を書いています。(余談になりますが、巷の情報教材では、手法のみ、結論のみが書かれていて、「なぜ?」に対する見解が示されていないものがほとんどだと思います。手法を鵜呑みにしているうちは、トレーダーとしての成長は望めません。)
勝つ道にはいろいろな道があるかと思いますが、上記に述べたようなことは、勝ち組のほぼ全員といっていいほどの共通の認識事項だと私は思っています。
長くなりましたので、今回はこの辺で。次回は、今回少し触れました「隙間」について書く予定です。
コメント
Tochi
昔バイトをしていた関東GAIAではパチで負けて作った借金をパチバイトで返す輩が多くいて、カモネギっぷりが何だかとっても人間臭く、滑稽で興味深かったです。
いつも勝てている人なんて覚えがありません。プロなんて都市伝説かと思ってましたが本当にいらっしゃるんですね!
2017/05/04 URL 編集
しん
コメントをいただき、ありがとうございます!
パチンコは地域格差が結構大きくて、地域によっては全く勝てない地域もあったようです。関東は多分勝てるホールもたくさんあったと思いますが…。
>プロなんて都市伝説かと思ってましたが本当にいらっしゃるんですね!
私の周りには結構いましたよ^^;
多分、分かる人が見れば、「あぁ、あの人パチプロだな…」ってすぐに分かります。言葉で表現するのは難しいんですが、その人の「立ち回り」を総合的に見ることによって分かります。
パチンコを知らない人には全く面白くない話になってるかと思うんですが、パチンコは私の専門分野でしたので、逆にパチンコをなさる方にとっては、参考にしていただけることもあるのではないかと思い、連載していくことにいたしました。
時間のあるうちに書いていこうと思いますので、よかったらまた遊びにいらしてください^^
2017/05/04 URL 編集
fuhpan
勝ち組は 哲学的になりますね!
パチンコ業界って 底知れぬほど 凄い業界です!
実は 試作屋の時って 多種多様の会社と交流があって
この業界も 数回交流がありました!
どうしても 具体的な事が判らないと言う事があって
直接 業界の人と話す事がありました
30年近く前の話だけど 一つだけ明かすと
「何とか カード会社からも簡単に金を借りられる様にしたいんだよなあ
店の側でさあ これは この業界の悲願なんだよ」
もう しんさんなら 意味は判るでしょう!
頭の中を 色んな事がグルグル回る筈です!
強い想いは実現するを マザマザと感じてますよ!
この勝つって言うのも 強い想いの一つでしょうね!
2020/07/30 URL 編集
しん
いつもコメントをいただき、ありがとうございますm(__)m
>勝ち組は 哲学的になりますね!
具体的な勝ち方を示したいのはやまやまですが、人それぞれ考え方や価値観が違いますので、一概にこれが正解!っていうのはないと思うんですよね。ですので、このコラムではオブラートに包んだような言い方になっている点はご容赦いただければ幸いです。
>どうしても 具体的な事が判らないと言う事があって直接 業界の人と話す事がありました
そうだんですね。
私は逆にパチンコ業界の人と具体的な話をした経験はほとんどなくて、経験則から、「多分こうなんだろう…」と推察している事柄も多々ありました。
fuhpanさんのおっしゃることも、いろいろと推察をいたしますが、約30年前のパチンコ業界ですと、社会的な位置づけとしてはかなり低く、納税義務もロクに果たしていないという印象が強い業界だったと思いますので、表立って資金を堂々と借り入れるというのは難しいことだったかもしれませんね。
>強い想いは実現するを マザマザと感じてますよ!
>この勝つって言うのも 強い想いの一つでしょうね!
思いが強いというのは、金銭欲が人一倍より強いということもありますし、「勝つためにはどうしたらいいか?」ということを、私なりに考えたことを実践している、ということを、弊ブログの読者の皆様方に少しでもご参考にしていただければ…との思いで、このコラムを続けています。
このコラムを始めから順番にご高覧いただきますと、私の考え方や実践していることも、少しずつ変化していることに気が付いていただけることかと思います。
投資・投機活動を続けていく中で、投資・投機をやればやるほど、より理論的に、より安全に、より楽に、利回りを追求する手法を常に模索しているからです。
いくらかでもご参考になさっていただければ幸いです。
2020/07/30 URL 編集